スタッフブログ

2025.12.15

丸の内の明治生命館で感じた“着物のような調和”

髙野
その他

丸の内で“意匠”を歩く日

こんにちは。
コーディネーターの高野です。
先日丸の内中通りから日比谷通りへ、のんびりお散歩してきました。
道沿いの建物を見上げながら、庇のラインや窓の格子、足もとの素材の変化に目が留まります。
今回、目的としていた立ち寄り先はおもに2か所です。

三菱一号館美術館「アールデコとモード」

赤レンガに誘われて入館。ファッションと装飾芸術が呼応する展示で、曲線と直線のバランス、素材の重ね方、光の当て方にうっとり。
住まいづくりでも、少しの“抜き”や“重なり”で雰囲気がやさしく整うことを改めて感じました。

明治生命館(内部一般公開)

夏の散策で外観に一目惚れしてから、ようやく中へ。
吹き抜けの大きな空間に、漆喰や石膏の天井装飾、品のある照明や家具、エレベーターの意匠まで、どれも丁寧で美しい佇まい。
葉飾りの列柱や扉の金物、窓の格子など、個性的な要素がたくさんあるのに、全体は静かで落ち着いた雰囲気にやさしく溶け合っています。

見学の途中、ふと着物に似ていると感じました。
着物は「柄に柄」を重ねても、配色や余白(間)、素材感のコントラストでうるさくならず上品にまとまることがありますよね。
明治生命館の内装も、葉のモチーフ、幾何学の格子、金物の装飾と“柄”が重なるのに、
色調は落ち着いたトーンで揃え、面の取り方や陰影のつけ方で呼吸する余白をつくっている——
その調和の作法が、まさに着物の美意識と重なって見えました。
歴史の背景を伝える映像もわかりやすく、物語にそっと寄り添えた気がします。
今話題のカフェは休業日でお休みでしたが、おかげでゆっくり見学できてよかったです。

住まい目線の小さな気づき

●取手や金物、照明の細部が、空間の“品のよさ”をそっと底上げしてくれる。

●素材と色のトーン合わせ、そして余白(間)が、装飾をやわらかく活かす鍵。

●大きなスケールの場でも、手に触れる部分の手触りが印象を決める。

季節ごとに表情が変わる丸の内。次は夕暮れどきの影をたのしみに、また歩いてみたいと思います。

 

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