月のとなりで深呼吸

こんにちは。
コーディネーターの高野です。

先日、雲がゆっくり流れる夜空に、くっきりとした月が浮かんでいました。
あまりに印象的で、おもわず自宅のロフトまで駆け上がり、天窓を開けてぱちり。

翌日になって、前日が満月だったと知り、あの明るさに納得しました。

長年愛用してきた日めくりカレンダーも、めくる所作ごと暮らしに溶け込んできましたが、
だいぶくたびれてきたので、来年は月の満ち欠けカレンダーにしてみようかと考えています。

満ち欠けを眺めて過ごす一年は、きっと時間の流れを丁寧に感じさせてくれるはず。
月の予定に合わせて、夜の照明を少し落としたり、ベランダや窓際にチェアを出して“月見の席”をつくったり。
暮らしの中に、静かな楽しみがひとつ増えそうです。

住まいは、季節や空の表情と仲良くなるための器。
ロフトや吹抜け、窓の切り取り方ひとつで、見える景色は少しずつ変わります。
次の計画では、月を探す視線の先に、心地よい居場所を増やしていけたら—そんなことを思った夜でした。

 

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